既卒 職歴なし 就職

 

 

私が初めて正社員になったのは25歳の時でした。ちなみに学歴の方は高卒です。それまではアルバイトを転々としていました。そんな中、友人から声がかかる介護の正社員になることが出来ました。

 

初めての介護と正社員という立場で毎日が緊張の連続で仕事が終わるとヘトヘトになり毎日家路についてました。

 

私が勤めていたのは特別養護老人ホームという通称特養と呼ばれるところで比較的要介護度が高くご自分で生活が出来ない方が入居してこられる場所でしたから、やはり新人とは言え多くの命を預かる場所で気を抜くわけにはいきませんでした。最初に苦労したのはやはり入居者の方とのコミュニケーションです。学生の時から接客業をしていたのでお客さんとのコミュニケーションは慣れていましたが。

 

介護の仕事ではまた違ったコミュニケーション能力が求められ凄く戸惑いました。相手にするのは生身の人間で体に不自由を抱える方が多く気難しい一面を抱えているので、心をケア出来るコミュニケーションの取り方に1番苦労しました。

 

なので出勤時は決められた時間より1時間出社するように心がけてました。早く出社すればこの時間は何をしてどうすればよいか把握も出来ますし、何より慌て業務にあたるよりは落ち着いて出来るのでコミュニケーションをよりよくするためにも、出来るだけするようにしていました。

 

なんだかんだで日が経つと業務にも少ししずつ慣れ始め利用者の方との接し方がわかってきました。わずかずつではありますが、話をしていくうちになんだかわだかまりがなくなっていくような、そんな自然なコミュニケーションが取れるようになりました。

 

そんなある日、体力的にも厳しく毎日が体力勝負で忙しい介護で入ってよかったと思う出来事がありました。いつものようにあるおばあちゃんを介護してるとあなたが1番いいと見つめて言われました。この時ほど嬉かったことはありません。ほんのささやかな一言でしたが、こんな私が評価されているのかと本当に今でも忘れもしない出来事でした。

 

誰かの何かの役に立てるこんな素晴らしい仕事があるのだと私は思うことが出来ました。これからも誰かの為に一生懸命働こうそう思える初正社員でした。